聲無キニ聴キ 形無キニ見ル 日本警察の創始者 鹿児島県出身 川路利良 大警視
更新日:2025年7月4日
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令和7年5月22日午後1時15分から午後6時00分
警察本部特別会議室、公安委員会室
石窪委員長、増田委員、鑪野委員
岩瀬本部長、西畑警務部長、上村生活安全部長、鶴田刑事部長、岩城交通部長
濵田警備部長、兼高情報通信部長、中島首席監察官、堤学校長
警察本部から、16人に対する運転免許の取消処分、1人に対する審議保留について説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から、運転免許取消処分に関する審査請求について説明があり、受理を決裁した。
警察本部から、鹿児島県公安委員会あての苦情申出1件について説明があり、これを受理するとともに、申出に関し、県警察による調査や調査結果を踏まえた措置の報告を求めることについて決裁した。
警察本部から、警察署協議会委員委嘱候補者案について説明があり、これを審議の上、決裁した。
委員から「委員候補者の中には年齢が80歳の方もいるが、健康上大丈夫か。」との質問があり、警察本部から「もし健康上の問題が発生した場合は、委員の入れ替えも検討する。過去には健康上の理由で入れ替えを行った実績もある。」との説明があった。
委員から「署協議会委員から意見をもらえるところに、署協議会の意味がある。委員に警察活動を理解してもらえるよう見学などを取り入れるとともに、出された意見を警察活動に反映させて、署協議会の活動や議論が活性化するよう工夫していただきたい。」旨の発言があった。
警察本部から「特例施設占有者の指定等に関する規則の一部改正」案について説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から暴力団対策法に基づく指定暴力団として、四代目小桜一家に対して第12回目の指定を行うにあたり、国家公安委員会へ確認を求めることについて説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から、駐車違反取締りにおける放置車両の確認事務について、要件を満たした法人を登録する手続き等について定めた「確認事務の委託法人の登録手続等に関する規則」の改正案について説明があり、これを審議の上、決裁した。
警察本部から、天皇皇后両陛下及び内親王愛子さまの「沖縄国際海洋博覧会50周年記年事業企画展」御視察及び地方事情御視察に伴う行幸啓警衛に万全を期すため、沖縄県公安委員会からの警察法第60条第1項の規定に基づく警察職員の援助要求について説明があり、これを審議の上、援助要求の受諾を決裁した。
警察本部から非違事案再発防止対策の効果検証及び同対策の今後の方向性について説明があった。
定点観測(職員の意識の変化を調査)を目的としたアンケートの実施に関し、委員から「効果検証を行う上で、定量的なものと定性的なものとのバランスが非常に重要だと考える。定性的なもので言うと、職員アンケートでは記述可能な欄を設けると、色んな意見が出るものと思われる。その意見に「どうしてそう思ったのか。」という深掘りの欄を設けると、今後の対策のヒントが得られるのではないかと考えるので、検討いただきたい。」旨の発言があり、警察本部から「前回のアンケートは、集計の都合もあり、選択肢だけを掲げ、自由意見の記載欄がなかったことから、次回アンケートでは記述式の自由意見欄を設けて、意見の吸い上げを行っていきたい。」旨の発言があった。
有識者による講話受講後の効果について、委員から「受講した職員にとって効果的だったのか、気持ちの上で何か変化があったのかは是非知りたいところである。」旨の発言があり、石窪委員長から「もし、講話受講後、気持ちの上で全く変化がない人は、どういうことがあれば気持ちが変わるのかといった意見を聞くことも良いと思う。」旨の発言があった。
再発防止対策の検証の在り方について、委員から「再発防止対策の一番の目的は、非違事案防止、再発防止のために職員の方の意識改革であったり、職員に至らないところがあれば、そこを変えてもらうことであり、これは職員の内面の変化であり、主観的な評価だと考える。一方、客観的な評価については、警察署協議会や県議会の意見、県民からの意見等があり、これらを踏まえてどういう形で検証するのか考える必要がある。例えば、昨年は警察署協議会代表者会議を臨時で開催し、批判的な意見も含めて、様々な忌憚のない意見が見られた。1年後の検証をするのであれば、1年前に協力をいただいた警察署協議会の代表者の方々に再度、意見を聞くことも選択肢として考えてはいかがか。また、県議会からの意見は、これまで再三出ているが、県民からの意見等の吸い上げについては、どうやって行うのか、これまでにあった意見をピックアップするのか、体感治安等のアンケートのように特化した形で行うのか、何かしら県民の意見というものが土台にあって、これにどのように対応したのかを説明することが、検証という意味では良いのではないかと考える。」との発言があり、警察本部から「県民の意見については、本部や警察署に意見要望という形で受理した内容を苦情相談処理票に記録しているので、これを確認するなどして、具体的な意見のまとめを検討してまいりたい。」旨の発言があった。
外部からの意見聴取に関し、委員から「外部の意見を参考にして、再発防止対策の施策に活かして、これを実行したとか、新たに出た意見を踏まえて、施策に反映させたというものがあれば、検証における外部からの評価材料としては効果的だと考える。また、外部意見を取り入れた施策への取組状況については、それを広報していくことが大事だと思う。」旨の発言があったほか、委員から「職員との座談会等、公安委員会による意見聴取についても適宜設定していただきたい。」旨の発言があった。
警察本部から薬物事犯の検挙状況等について報告がなされるとともに、薬物乱用防止施策について説明があった。
委員から「薬物事犯などは、SNSを介して広がっている部分もあると思われるが、学校などで、ネットリテラシーに関する教育を行う機会に、薬物による幻覚作用や人格への影響など、薬物濫用に関する話題も取り込んで指導教養が行われるよう配意してもらいたい。」旨の発言があり、警察本部から「小中学校からの要請に応じ、既に薬物乱用防止やSNSの使い方に関する教養の両者を合わせた教養も行ってはいるが、御意見いただいた内容を盛り込んだ教養を行っていきたい。」旨の発言があった。
委員から「統計や報道を見る限り、20歳代以下の薬物乱用者の比率が高くなっており、また、新しい形態の薬物も出てきている。薬物に対して正しい認識のないまま流されている者もいると見られるので、様々なチャンネルを介して、情報が届けられるよう、関係機関団体と連携して取り組んでもらいたい。」旨の発言があり、警察本部から「SNSでは、薬害を低く謳ったり、すぐにやめられるような表現の情報があるので、これを補正できるような情報発信に努めたい。」旨の発言があった。
警察本部から警察官等になりすました特殊詐欺事件の被疑者検挙に関し、報告があった。
委員から「警察官のなりすましという手口は全国的にも見られる傾向ではあるが、迅速に対応して、末端の被疑者であるものの、検挙に至ったことは評価に値する。」旨の発言があった。
委員から「従来の手口と変わって、AIを使ったフィッシング詐欺みたいなものが増えていると聞く。このような新たな手口を公表して、被害防止を周知していただきたい。」旨の発言があった。
委員から「被害者の年齢や手口も様々な印象がある。検挙と被害防止広報を併せて進めてもらいたい。」との発言があった。
警察本部から「警察における特定秘密に係る業務の適性の確保に関する規則」に基づき実施された令和6年度中における適性評価の実施状況について報告があった。
警察本部から免許試験場コース改修工事に伴う一部技能試験の中止について報告があった。
委員から、「例年にない早い梅雨入りとなったが、梅雨の期間は短くなるものではないと思う。今後夏に向けて災害等に気を付けないといけない時期に入ったと思うので、早めの準備をしていただきたい。」旨の発言があった。
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