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更新日:2025年9月22日

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農政普及課現地農業情報(令和7年7月)

鹿児島地区

 

肉用牛部門新規就農者等技術研修会を開催

7月4日,指導農業士の牛舎と肉用牛繁殖農家が取り組む放牧実証地で,肉用牛部門技術研修会を開催し,新規就農者6人と指導農業士3人を含む計37人が参加しました。現地研修では飼料給与マニュアルの重要性や放牧によって改善した繁殖成績及び放牧の開始や放牧面積拡大の課題を共有しました。新規就農者からは飼養管理技術等についての質問があり指導農業士から助言がありました。室内研修では青年が分娩間隔の短縮に取り組んだプロジェクト成果を発表するなど,有意義な研修となりました。今後も指導農業士と連携し新規就農者を育成を図ります。

ドローンを活用して,遮光塗布剤散布を省力化

農政普及課では,軟弱野菜における遮光塗布剤の新たな散布方法として,令和6年度からドローンによるぼた落ち散布に取り組んでいます。ドリフト対策として有効であることから,令和7年度は関係機関を通じた普及にも取り組み,7月1日~7月8日にかけて3地区・7戸の農家で約112aの散布を実施しました。委託農家からは,散布ムラも少なく,労力もかからないため,来年も委託したいと高評価でした。農政普及課では本年は塗布剤の適正散布量を検討しており,関係機関と連携して技術確立と普及に取り組んでいきます。

遮光塗布剤のドローン散布0707

化学農薬の低減へ!糖含有珪藻土による土壌還元消毒技術の定着を支援

標記技術は,軟弱野菜の夏期の立枯性病害対策に有効な消毒法です。本技術の更なる波及と生産者への技術定着を図るため,7月10日は吉野地区,7月15日は伊敷地区で現地研修会を開催し,延べ18人が出席しました。会では,本技術の特性や留意点,土壌還元消毒技術の仕組みを説明し,作業手順や作業上の留意点等を実演を交えて研修しました。令和7年度からは,鹿児島市単独補助事業による本資材の購入助成がスタートしています。現地研修会のほか,関係機関と連携した巡回支援により本技術の定着を支援していきます。

新規就農者等を対象とした農業基礎講座を開催し,技術定着を支援

新規就農者等を対象とした「農業基礎研講座」を,7月1日,15日,22日に鹿児島地域振興局で開催し,延べ19人が参加しました。本研修会は基礎的な農業技術・知識の習得支援と相互交流を目的とし,指導農業士の講話や事例発表,農業経営の基礎,農作業安全,土づくりや病害虫・農薬の基礎などの研修を3回に分けて実施しました。参加者からは多くの質疑が出されるなど,知識習得への意欲が伺えた。農政普及課では,このほか各品目毎の技術指導(専門講座)を計画しており,引き続き新規就農者等を重点的に支援していきます。

農業基礎講座0701

日置地区

二番茶反省会で実績確認とGAP移行について意見交換を実施

7月16日,日置市で茶加工流通部会員10人を対象に二番茶反省会が開催されました。一番茶と同様に需要の高い茶種の製造に取り組んだ結果,売上は前年の2倍以上となりました。当課からは,二番茶摘採後の栽培管理について説明しました。また,会の中ではASIAGAPからJGAPへの移行について意見交換が行われ,今年度から随時移行を開始することとなりました。今後は有機栽培に関する情報提供と併せて,JGAPへの円滑な移行に向け,関係機関と連携しながら支援していきます。

日置農業の将来を見据えた重点品目の創出をテーマに討論

7月4日,振興局日置庁舎会議室で,地域農業の後継者を確保できるような重点品目の創出に向けて,「日置市と農政普及課語る会」を開催しました。双方から合わせて15人の職員が参加し,3班に分かれてグループ討論を行いました。消費地に近い強みや農地が狭い弱みなどを踏まえて,戦略的な品目の候補が多く出されました。これらの品目について,生産技術だけでなく経営試算提示や施設導入方策など,総合的な産地づくり対策について,今後も検討を重ねていきます。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

鹿児島地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0998057976

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