更新日:2025年9月18日
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8月5日,出水市内の肉用牛肥育・肉用牛一貫経営の女性達で組織する「のぞみ会」が出水庁舎で勉強会を開催し,会員5人を含む8人が参加しました。今回は地元共済組合の獣医師を招き,暑熱対策の重要性や,地域や現場で気になっている事等について講義を受けた後,会員との情報交換を行いました。会員からは「各自が工夫している暑熱対策や管理方法について情報交換ができた」,「獣医の先生とは農場でゆっくり話が出来ないので大変良い機会だった」等の声が聞かれ,今後の経営改善への意欲向上につながりました。
7月29日から30日にかけて,長島地区の20か所で令和8年産(令和7年度)早春作ばれいしょ栽培講習会が開催されました。温暖化に伴う高温・乾燥による植付期の見直しなど栽培基準表の改訂点や,単収向上に向けた管理作業のポイント,肥料高騰対策の1つである土壌診断の必要性等について説明しました。また,土壌診断結果をもとに農政普及課が作成した処方箋を活用し,個別面談で施肥改善等を指導しました。今後も,関係機関・団体と連携し,単収向上等を図っていきます。
8月20日に出水市高尾野町及び阿久根市脇本の現地で,第2回果樹部門現地就農トレーナー研修を開催し,30人が出席しました。今回は,スマート農業と高温対策をメインテーマとして開催しました。スマート農業では,本年度園振協出水支部で取り組んでいるドローン防除の試験結果の紹介や実演等を行いました。高温対策では生産者自ら取り組んだ簡易遮光施設や日焼け果軽減効果のある資材等の実証ほの説明を行いました。今後も就農トレーナー研修を通じて新規就農者への支援を継続していきます。
今年度,出水市駐在では普及活動の主要課題の1つに,近年,収量・品質低下の要因となっている高温対策を掲げ,生産技術等の実証・展示に取り組んでいます。内容は,水稲が高温登熟性品種「あきの舞」の周知,ミニトマト・大将季・ユリがハウスの遮熱資材被覆,いちごが育苗ポットの改善,豆類がマルチの改善,大将季・紅甘夏・温州が炭酸カルシウム散布等に取り組んでいます。生産者からの解決に向けた期待も高く,今後も関係機関・団体と連携し,現地研修会の開催や生産技術等を普及・推進していきます。
7月から8月にかけ,新規就農者を対象とした5回シリーズの基礎講座を開催しました。関係機関からの支援内容や,農業経営の考え方,基礎的な知識を学ぶだけではなく,指導農業士からの助言指導や,先輩新規就農者夫妻の事例発表,グループトーク等を盛り込んだことで,受講者に問題意識が生まれ,知識・技術習得への意欲向上が図れました。今後も,各部門トレーナー研修等を通じ,継続して支援を行っていきます。
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