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ホーム > 産業・労働 > 林業・水産業 > 森林整備 > 森林保護 > キオビエダシャクについて

更新日:2024年5月16日

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キオビエダシャクについて

キオビエダシャクは,イヌマキやナギの葉を食べる害虫です。年数回発生し,幼虫は葉を丸坊主になるまで食害することもあり,被害木が枯死することもあります。
近年,鹿児島県において被害区域が拡大しています。
 

分布

東南アジア一帯から日本にかけて広く分布しており,日本では,主に奄美大島以南の南西諸島に自然分布しています。
近年,九州本土へ侵入・定着し,鹿児島県や宮崎県南部でも被害が発生しています。
 

生態等

1.成虫の大きさは,開長約6cm,体長約2cmです。全体的に濃紺で,羽には黄色の帯があります(上写真)。
2.幼虫の大きさは,体長約5cmです。オレンジ色,黒色(灰色)及び黄色の模様をしたシャクトリムシです(下写真)。
 
キオビエダシャクの成虫
キオビエダシャクの幼虫

防除方法

イヌマキやナギを定期的に観察し,幼虫の早期発見及び防除に努めることが大事です。
1.少数発生の時は,木を揺すり,落下した幼虫を捕殺又は拾い集めて焼却してください。
2.大発生の時は,トレボン乳剤(4,000倍希釈),アディオン乳剤(4,000~8,000倍希釈),又はロックオン(1,000倍希釈)を下表の使用方法を守って散布してください。
(これまで薬剤散布で使われていたスプラサイド乳剤は,原体の供給中止によりR5.10月に農薬登録が失効)
お,薬剤の散布に当たっては,近隣に飛散しないよう風が強くない日に散布するなど薬剤の使用方法及び使用上の注意事項を遵守し,立地条件,気象条件を十分勘案の上,安全かつ適正に実施してください。

 

薬剤名

(有効成分)

希釈倍数 使用液量

(10アール当たり)

使用時期

本剤の

使用回数

使用方法

同じ有効成分を含む

農薬の総使用回数

トレボン乳剤

(エトフェンプロックス)

4000倍

100~700

リットル/10a

幼虫発生初期 6回以内 散布 6回以内

ロックオン

(フルベンジアミド)

1000倍

200~700

リットル/10a

発生初期 2回以内 散布 2回以内

アディオン乳剤

(ペルメトリン)

4000~8000倍

200~700

リットル/10a

発生初期 6回以内 散布 6回以内

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

環境林務部森づくり推進課

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